第2回マインドフルセミナー「絆-ここちよい人間関係の作り方」

本日は第2回マインドフル・セミナーが行われました。このセミナーは一般の方々に仏教の素晴らしさをお伝えするという趣旨で、2ヶ月に一度開催されています。今回はレンガ造りのおしゃれなカフェ・スペースのような会場で、参加者は禅師を囲むように座り、くつろいだ雰囲気の中で法話が始まりました。

今回のテーマは「絆 - ここちよい人間関係の作り方」です。

今日のお話のハイライトをいくつか挙げてみます。

人と人との関係には、「仲がよい」⇔「喧嘩をしている」という二極の間に、様々な微妙なニュアンスをともなったレベルがあること。
そのニュアンスを客観的に認識することから、人間関係の改善がはじまること。
その人との最も適切な距離を知り、それを保つこと。
貪りによって距離を縮めたり、怒りや嫉妬によって距離を離したりしないこと。
相手から攻撃を受けた場合は、言い訳や反論はせず、反撃もせず、沈黙を守り、しばらく距離を置くこと。 そのかたがその行為によって異熟現象を結実させた場合は、終始ただ中捨の心に住すること。

人間関係は、言葉や行動によるキャッチボールのようなものであり、
相手がどんなボールを投げてこようが、相手が取りやすいボールを投げてあげることを旨とすること。
ドッジボールのように相手にぶつけるためにボールを投げるのは、コミュニケーションではない。それは心が成熟していない人がやることである。
むしろ、たとえ相手がドッジボールのような球を投げてきても、うまくキャッチし、
相手に対してはいつも、捕球しやすいボールを投げてあげること。
成熟した人間であれば、そのように反応するべきである。
人間関係を改善したい場合は、Gratitudeの随念を試してみること。

以上のようなお話のあと、美味しいチャイとプラサードがふるまわれ、Q&Aがおこなわれました。


とてもオープンな雰囲気の中、会社での人間関係、家族との関係のこと、友達との飲み会のこと、夫の昇進を巡っての主婦同士の嫉妬のことなど、いつもの瞑想会では出ないような、日常的で身近な質問が次から次へと飛び出しました。
禅師も時に例えを交えながら、わかりやすくお答えになりました。

ともすれば初心を忘れがちで、Satiも未熟な私にとっては、マインドフルセミナーは原点を思い出させてくれる貴重な機会です。
今回も「そうだ、適切な距離感が大事だった」と再認識でき、またキャッチボールの例えはとても新鮮で、これからは常に心掛けたいと思いました。

参学者N

第1回原始仏教セミナー「素顔のままで」

本日は記念すべき第1回目!原始仏教セミナーが開催されました。

生憎の雨と寒い中ではありましたが、はじめて傳修院のイベントに参加される方もたくさんお見えになりました。

禅師が参加者の方々に語りかけることから始まります。瞑想に興味がある方が多く見られたため、まず何から始めればいいかを語られました。

「瞑想は心のコントロールから始まる」

心をしっかりコントロールし、対象に向かわせることが瞑想の基盤であり重要であるとのこと。もし関係ない思考が、湧いてきたらそれが何であれさらりさらりと流す。具体的実践方法としては鼻先を出入りする呼吸の感触に意識を向け、思考が浮かんできたらそれを払うというもの。この練習は瞑想の基礎となるだけでなく、様々な目標を雑念に振り回されず達成する力も養われる効用があるとも語られました。この練習をしっかりすることは瞑想を高度な段階に進めていくことに必須だと断言されました。長年仏教や瞑想を学んできている人にも実にクリティカルな内容ではないでしょうか。

途中禅師からお菓子、参学者お手製のチャイが配られ、和やかな雰囲気の中セミナーは進んでいきます。

「素顔のままのあなたで」

日々生活していく中で、着飾ることはありそれ自体は悪いことではありません。しかし、そのイメージに執着することは苦しみを生み、嘘をついてしまうことにも繋がります。楽に生きるには作り上げたセルフイメージを手放すことが大事である。以上が「素顔のままで」の意味するところでした。思わず着飾ってしまわぬよう注意したいものです。

質疑応答を交えながら、セミナーは進んでいきました。瞑想について、日常における怒りの対処についてなどみなさん自由闊達に質問され大いに盛り上がりました。

瞑想、仏教に興味を持ち始めた方にオススメのセミナーなのはもちろんです。しかしここで語られる内容はシンプルかつ重要であるため、普段瞑想会によく参加されている方であっても新たな気づき、理解が得られる素晴らしいセミナーだと思います。次回も楽しみにしています。

参学者C