2018/10/13 第47回 托鉢会


10月も中旬に差し掛かり、空気も冷たく、秋の深まりが感じられます。
さて、リトリートも残すところ後1日、本日は托鉢会と無礙解道の講義がありました。

托鉢会の料理は、

ニシンの昆布巻き

酢豚

高野豆腐

揚げ出し豆腐

ニンニクの醤油漬け

根菜の煮物

葡萄

でした。

托鉢会の後に行われた講義の内容はAnupassanā についてで、前回の講義に引き続いて、安般念でVipassanāを修習する方法について解説されました。
なお、ここで解説されているものは観法についてであり、今行っている禅定を得るための安般念の方法とはは異なるものであり、混ぜてはならないとのことでした。

無礙解道で説かれている内容は高度な法であり、今すぐに活用できるものばかりではありません。しかし、この学びが今後の修行の縁起となることを思えば、真剣にこれらのダンマを身につけていきたいという強い意欲が生じました。

参学者K

2018/10/06 第46回 托鉢会 & 10月リトリート開始

昨夜は、ここ数日の寒さを鑑み、リトリート用の荷物の鞄に温かい衣服を詰めたものの、今日は夏のような暑さとなりました。
傳修院に着くと、入り口の案内板には既にリトリートの案内が掲げられていて、入る前からスッと気が引き締まります。

 

10月に入り、スーパーには美味しい果物がたくさん並ぶようになりました。昨日は新宿駅構内にも八百屋が出張しており、今回はそこで購入したトロトロに熟れた柿を使いての「柿の白和え」と、「ゴボウのクリームきんぴら」を持参しました。テーブルには身体が温まりそうな料理が多数並びます。

モツ煮込み

ナスの浅漬け

きのこ類の煮物

カレー煮物

根菜類の炒め物

ゴボウのクリームきんぴら

キウイフルーツ

柿の白和え

本日は午後からリトリートです。伝法は主に「九行相」についてでした。瞑想のご指導の際に何度か教わっている内容ではありましたが、「仏法は毛穴から染み込む」といいます。毛穴から確実に染み込んでもらいつつ、重要なことは何度でも聴いて、頭に入れておかねばなりません。

また、いわゆる「マインドフルネス」とどう異なるのかも説明され、なるほどと合点がいきました。
「気づき、気づき」といいますが、日常において、「気づく」こと自体にだいぶ個人差があることに気づかされます。
人は、普段の自分にとって気づくことに違和感がない範囲、気づくことに負担がない範囲でしか基本的に気づくことはありません。

アナパナサティにおいては、「気づかねばならない対象にきちんと気づく」、そしてその「気づき」を必要なだけ持続する必要があります。まさに「調教」となりますので、最初は大変な”仕事”にはなりますが、仏教の実践とは心の調教でもありますので、これに取り組まなくては、スタート地点にいるのかすら怪しいこととなってしまいます。

〔自己こそ自分の主である。他人がどうして(自分の)主であろうか? 自己をよくととのえたならば、得難き主を得る。〕
(「ブッダの真理のことば・感興のことば」中村元著より)

瞑想をはじめて数年ですが、「道」とつくものは10年やって初めてスタート地点だと、昔、書道の師匠に教わりました。瞑想、仏道の実践はまだ数年ですので、スタート地点にも立てていないと捉え、誠実に取り組んでいかねばと思います。

屋上に出ると日差しが照る中、秋風が吹いていました。畑には大根とゴボウ、カブの種蒔きが為され、ジャガイモの苗などが植えられています。

大根は発芽していましたが、ゴボウとカブは、ここしばらくの雨天と台風の影響か、発芽できていない模様です。ジャガイモは元気に育ち、そろそろ土寄せをした方がよさそうです。

今回、私は基本的に休日のみのリトリートへの参加となりますが、”今なすべきことをなす”ことを意識し、弛まず取り組みたいと思います。

〔浄いのも浄くないのも、各自のことがらである。人は他人を浄めることができない〕
(「ブッダの真理のことば・感興のことば」中村元著より)

参学者TS

第44回托鉢会&無礙解道論伝法

本日は托鉢会に参加しました。
先週からリトリートが行われており、最近は「いつも誰かしら道場で修行している」という状態が出来つつあり、大変素晴らしいと思います。
今回は喜ばしいことに初参加の方もおられ、托鉢会では多彩な料理の数々が並びました。

明太ポテトサラダ

コールドチキンローズマリー風味

小松菜のおひたし

もやしのビビンバ仕立て

味付けメンマ

野菜のあさづけ

ミッスクビーンズピクルス

帆立とホッキ貝スープ仕立て

 

托鉢会の後、休憩をはさんで授戒と無礙解道の伝法がありました。
今まで数回に亘って行われてきた佛陀論の伝法は、本日で最後となります。


佛陀のその驚嘆すべき特徴について、詳細に解説頂き、「まだ自分は全然佛陀について分かっていないな」との感想を持ちました。
今回もお話がありましたが、果てしない期間波羅蜜を積んでこられたお方であり、簡単に理解したと言えるような存在ではありません。本講義で開示いただいたスタンザを沈思黙考し、理解を深め、お釈迦様への信を深めていきたいと思います。

その後はリトリートに入りました。私も最終日まで参加しますので法友達と駆け抜けたいと思います。

参学者C

2018/09/22 第43回托鉢会&無礙解道伝法、9月リトリート開始

托鉢会から参加させていただきました。

本日は午後からリトリートの為か、お野菜を中心としたメニューが並びました。

ジャーマン風ポテトサラダ

オクラとなめこのネバネバサラダ

種々のきのこのサラダ

なすの辛子漬け

大根のお漬物

リトリートの前に八戒を授かった後、 無礙解道大品出入息論のBuddhoti(佛陀論)の第三回目の講義がありました 。

サーリプッタ長老が解説されたお釈迦様の15個の御徳の内、 今回は 7-12番目が解説されました。

主にお釈迦様の清浄性に関する部分でした。

講義の中では、禅師から、これらをどのように自分の修行に活かしていくのかについて伝法がありました。

禅師ご自身の長い修行体験から、我々修行者のことを思って、簡単に教えていただける様々な仏道修行上のコツは、あり得ないほど重要で貴重なアドバイスだと思います。

こういった内容の伝授は、口伝でしかあり得ず、自分一人だけでは、たぶん一生かかっても得られないような 仏道修行上のインサイトであり、有難いなぁと感謝の気持ちでいっぱいになります。

観想がこれほどまでにサマタ瞑想にとっても重要であることは全く認識しておらず、ラーマクリシュナの何がすごかったのか、少しだけ理解できたような気がしました。

saddhaやアスピレーションを高めるコツも もしかするとここにあるのかもしれないと思い、自分なりに色々と試していきたいと思いました。

午後1時から リトリートスタートです。

月曜日が祝日で3連休なので、しっかり座りたいと思います。

参学者L

第39回托鉢会、無礙解道伝法

リトリートも余すところ、あと二日、本日は托鉢会と無礙解道の伝法がありました。

今回は、リトリート期間中ということもあって、いつもより多くの参学者が参加され、色とりどりの食材が並びました。

チリ・コン・カー二

 

 

 


コールドチキン

 

 

 

モロヘイヤ

 

 

 


ゴーヤとなす

 

 


ポテトサラダ

 

 

 

マカロニサラダ

 

 

 

 

マスカットと梨

 

 

これだけの心の込もったお食事のDānaを頂戴しながら、「リトリート参加者は瞑想のことだけに集中していればいいんですよ」と皆さんからお言葉をいただきます。なんという修行環境でしょう!感謝の言葉もありません。

托鉢会の後には、無礙解道の伝法が行われました。
本日は、四善修習の最後に開示されている十種の修習のプロセス(十種如義)についての講義の第一回目です。
十種如義は無礙解道第一章「Ñāṇaの章」を出典元としており、それに関連して、
近年の上座部系書籍などで正しい定義が示されず、実質的な同義語として扱われてしまっているPaññindriya-cetasika(慧根心所)、Paññā(慧)、Ñāṇa(智)が、実はまったく異なる働きを担う別々のダンマである旨、各定義についての詳細な解説とともに、伝法していただきました。
無礙解道の伝法が始まって半年がたちましたが、回を重ねる毎にその内容の深遠さに驚くばかりです。

次回の講義を楽しみにしつつ、これからリトリートのラストスパートに入ります!

 

参学者K

 

 

第40回水曜瞑想会

8月のリトリートも後半に差し掛かった中で、本日も水曜瞑想会が開催されました。
最近は仕事の都合や悪天候により都合をつけることができず、私自身、久々の水曜瞑想会への参加となりました。

まずは禅師とともに30分の瞑想です。 今この瞬間の入出息に意識を向ける難しさを痛感しますが、いつものように禅師と法友達が作り出す静寂が、私の意識を高めてくれるのを感じました。

続いて無礙解道論の四善修習の伝法が行われました。今日の内容は大念処経のアナパナサティのスタンザにも関連していたので、いつもにも増して興味深かったです。
「過去や未来の入出息に心が向いた瞬間、禅所縁は失われ、入出息念は途切れる。故に今まさにこの刹那の入息、あるいは出息に心を向け続けることこそが修得されなければならない」との解説がありました。詳細については後日配信される参学者ビデオをご覧下さい。

ご法話の最後に、本日学んだ内容を修習に活かしつつ、残りのリトリートになお一層精進するよう、禅師から激励がありました。

私も週末からリトリートに参加させていただきます。法友達とアスピレーションを刺激し合いながら高みを目指したいと思います。これからも、瞑想会、リトリートなど、毎回参加できるよう積極的に徳を積んで行きたいと決意を新たにいたしました。

参学者C

 

第39回托鉢会、無礙解道論伝法、夏期リトリート開始

久しぶりに土曜日に一日お休みが取れたので、托鉢絵、及びリトリート初日に参加しました。道場に着くと、メダカの水槽が一回り大きなものに変わっており、中のメダカたちも、かなり成長して元気に泳ぎ回っていました。見ていると心が大変和みます。

仏教の八戒では、正午以降に食事が取れないので、午前10時前から場所のセッティングや料理の盛り付けなどの準備を始め、托鉢絵は10時半頃からの開始となります。

参加者全員で食厭想をパーリ語でお唱えしてから、皆が持ち寄った料理を頂きます。手作りだったり、お店で買ったものだったりと様々ですが、どれも禅師や参加者の方々のことを思った心にこもった品々が並びます。

托鉢会に参加して、凄いなと思うのは典座のIさんです。いつも食事が始まる前に、持ち寄られた料理一つ一つの名まえと材料、調理法、そしてどなたが持って来たのかを丹念にチェックして、それを全部覚えてしまいます。品数の多いときなど、結構大変な作業だと思いますが、Iさんは事もなげにサラッとこなしてしまいます。そしてそれを食事が始まる前にすべて禅師に説明します。

禅師はそれをじっと静かに聞いておられます。おそらく大変な集中力をもって耳を傾けておられるのだと思います。この場面は何度経験しても、心地よい緊張感が伝わって来ます。

少し前に現代語訳の出た小部経典の『天宮事経』などを見ると、お釈迦様やそのお弟子さんたちに食事のお布施をすることで、在家信者たちが大きな福徳を積んで、天界などに転生するお話がたくさん出てきます。21世紀になっても、それと同じような素晴らしい機会があるということは、大変ありがたいことだと思います。今のところ仕事の関係で、参加できる回数は限られていますが、禅師や毎回準備に携わっている方々に、ここで改めてお礼を申し上げたいと思います。

 

本日から傳修院開山以来二度目の八泊九日の長期リトリートがはじまります。
リトリートのスタートは、正午からの八戒の受戒、及び「無礙解道論」についての法話です。現在は修行法やそのコツについて説かれた「四善修習」を、経典の一行一行を解説する形で進められています。私は飛び飛びでしか参加できていないので、その全貌はつかめていませんが、これから瞑想修行を継続していく上で、非常に重要なダンマが凝縮して説かれています。

詳細は省きますが、今回の講義では、Susamāraddha(完全に等しいレベルに達するまでの精進)というキータームを中心に、三十七菩提分法の重要性が再度強調されていました。

思い起こせば数年前、初めて禅師にアーナパーナサティのやり方を教わった時、正直に言うと「あまり本などに書いていない少し変わった方法だなあ、出典はどこなんだろう?」という感想を持ちました。そして今まさに、二十数回に渡る連続講義において、「無礙解道論」の詳しい解説を通じて、傳修院で伝えられている瞑想法の正統性をはっきりと知ることができました。

禅師が数十年に渡って研究されて来た成果を、惜しげもなく私たちに伝法下さっている事を考えると、実に稀有な機会に遭遇しているのだということに気づかされ、本当にありがたいことだと感謝の気持ちが湧いてきます。

無礙解道の伝法に続き、午後1時から第一座が始まりました。リトリート初参加の方がいらっしゃったのでお話を伺ったところ、「家に居るときと違って落ち着いて瞑想しやすかったので、今度はもっと長く参加できたらいいです」という感想を頂きました。

これは本当にそうで、道場独特の静謐な雰囲気の中で長時間坐ると、やはり家出する時とは違った新たな気づきや発見がたくさんあると思います。「早朝から一日中瞑想はきついかも…」と躊躇して、まだ一度も参加されていない方は、泊まらずに日帰りという方法もありますので、まずは出来る範囲でトライしてみたらいかがでしょうか。

参学者Q

7/15ウポサタ傳修会&リトリート

本日はウポサタ瞑想会に参加しました。

参学者TSさんが土からこだわり育てている蓮が見事に花を咲かせていました。本物を見るのは初めてでしたので感動いたしました。しかし夕方には散ってしまい、その命の短さに驚きました。新しい蕾をつけていますのでタイミングが合えば、きっと花をご覧になれるでしょう。

さて今回のアビダンマ講座は二十四縁起の相応縁及び非相応縁についての講義でした。前生縁及び後生縁に関連付けての解説で、改めて二十四縁起はそれぞれが独立したものでなく関連していることを思い知らされます。

続いてダンマに関する質疑応答がありました。
本日は主に誓願と善行為について話されました。
例として「教育の機会に恵まれなかった少女が次世では十分に教育を受けられる都会の女性に生まれたいという強い誓願を持って、限られた食物を比丘にお布施し続け、その結果願いが叶った話」があげられました。
我々は果たしてこの少女のように強い誓願を持っているのか?また自己放棄を伴うお布施やご奉仕のような善行為を、強い思いを持って継続しているのか?
禅師から問いかけられました。そして強い誓願と善行為を継続するためにパラミカードを活用して欲しいと強調されました。
私は今様々な作務をさせていただく機会に恵まれていますので、無駄にせず強い誓願を持って善なる思いで取り組んでいこうと思いました。

続いて翌日の月曜までリトリートに参加しました。暑いながら真剣に修行に取り組んでいる参学者の皆さんには大変刺激を受けました。瞑想の調子はあまりよくありませんでしたが、このような積み重ねが、いつか大いなる結果を生んでくれるのだろうと楽しみです。リトリートでは各自、個人インタビューを受けることができます。幾度か法話で触れられた内容であっても、その時のアドバイスとして再び語られると心に深く刺さるものがあります。まだ参加されたことない方も、是非お気軽に参加してください。お待ちしております。

参学者C