2018/11/28 第55回水曜瞑想会

水曜瞑想会は、日々の喧騒から離れて瞑想に専念できる貴重な機会です。
本日は30分の瞑想終了後、無礙解道の根論・十行相についての伝法がありました。

五根(信根・精進根・念根・定根・慧根)にはそれぞれAkusalaのcounter dhammaがあり(不信・懈怠・放逸・掉挙・無明)、誓願や前行を通じてこれらの不善法を徹底的に抑制することが、五根を清浄化する第一歩となります。対立する不善法の抑制を続けるうちにその土壌に五根が発芽し、育ち、次第に対立不善法が生起しにくくなります。

一般にKusalaはどこまでも広がる性質を持っています。Mettāでは対象の領域が道場、街、国、地球、宇宙とどこまでも広がっていき、Nekkhanmaでは、単に手放すだけではなく、一切の所有権を放棄して一切有情と分かち合うまでの広大な心に成長していきます。同じように、各五根はどこまでも広く深く大きくなっていく質を持っています。

精進根では、絶対に怠けないと誓願をして、1〜2日寝ないで続けられる程の圧倒的なエネルギーが出るまで高めることが求められます。

念根については、Tatramajjhattatāを母親とし(※1)、Paññāをパートナーとし、HiriとOttappa(※2)を呼吸して初めてSatiとなります。「雑念!」と念じて雑念を撃ち墜とそうとするのは不善思考であってSatiではありません。

※1 あるがままに受け入れることがSatiであり、その清浄化にはTatramajjhattatāが不可欠です。
※2 念根のcounter dhammaである放逸(Pamāda)は、AhirikaとAnottappaが前面に出ている不善法を指すため、HiriとOttappaが必要です。

定根については、粗雑な五蓋が抑制されていても、微細な掉挙(Uddhacca)が残っている場合が多く、掉挙を徹底的に断じる必要があります。Passaddhi(軽安)で心を平安にすることが役に立ちます。

慧根については、 自分の身の回りのことについて、無常・苦・無我・不浄を何度も何度も随念することによって、常住・常楽・実体・浄美の顛倒見を砕破していく必要があります。

とてもレベルの高い内容ですが、今の自分にできるレベルで随念を行い、基礎固めをしていきたいと思います。

参学者 S