2018/10/16 番外編 ガンダーラ展を見に行きました!

先日の日曜日、ウポーサタ傳修会が始まる前の時間に、松戸市立博物館で開催されている「ガンダーラ ~ 仏教文化の姿と形」展を見てきました。この催しのことは、前の週に法友から聞きました。会場は道場から歩いてほんの15分くらいの、21世紀の森と広場の中にあります。
この会場での本格的なガンダーラ美術の展示は、約20年ぶりくらいのことだそうです。


思えば、昔も昔、1980年代の始めに、今はもうない池袋の西武デパートの美術館で、ガンダーラの仏像展を見た記憶があります。当時は奈良や京都の古い日本の仏像が好きで、よくお寺を回っていました。その源流の仏像が見られるということで、喜び勇んで行ってはみたものの、異国情緒はあったのですが、その頃私が思っていた仏様独特の「ありがたさ」はあまり感じられなかったように思います。それでもその時話題になった、お釈迦様が骨と皮だけのお姿の「釈迦苦行像」はとてもリアルで、もの凄いインパクトがありました(そのレプリカは鎌倉の建長寺で今でも見ることができます)。
しかし、この何年か集中して学んでいる原始仏教のお蔭で、お釈迦様に対する思いも当時とはだいぶ変化していて、今回は見ていて全く別な感覚を覚えました。この「ガンダーラ ~ 仏教文化の姿と形」展は、展示物の数こそそれほど多くはありませんが、それでも少数精鋭といった感じで、とても見ごたえがあります。特に、松戸市が所蔵しているという、仏像の二大源流と言われているマトゥラー(現インド)とガンダーラ(現パキスタン)の二タイプの、特徴的な仏頭が二つ並べて展示されていて、大いに目を引きました。
その他にも、長い髪を頭上で束ねた、お釈迦様の若き日のお姿の立像や、過去世における燃燈(ディーパンカラ)仏からの授記、四門出遊、降魔成道、初転法輪、カーシャパ三兄弟の帰依など、原始仏教トークなどでも何度か取り上げられた、様々な仏伝を表したレリーフなどが展示されていました。お話を聞いたり文章で読んだ物語を、こうやってアートの形で見せられると、より一層深くお釈迦様への畏敬と敬愛の念が高まります。

これらの像やレリーフが作られたのは、お釈迦様が入滅されてから数百年後のことですが、それでも当時のインドの空気感のようなものが、ダイレクトに伝わってくるように思いました。そういう意味で、とても貴重な体験を得ることが出来ました。
もうすぐ傳修院が開山して一年になります。偶然かもしれませんが、この時期にこんな近くでガンダーラ展があるなんて、何だかお釈迦様がお祝いしてくださっているような気がして、嬉しく思いました。
特に先に書いたガンダーラの仏頭が、傳修院で頂いたブッダニミッタのイメージにとても良く似ていて感動しました。何しろお釈迦様のお姿を、こんなに間近で3Dで見ることができるのですから、今後仏随念をするときなどに、より観想がし易くなった気がします。

 

この展覧会は11月25日まで開催されています。ご興味のある方は是非ご覧になってみては如何でしょうか。詳しくは博物館のホームページで。
https://www.city.matsudo.chiba.jp/m_muse/tenji/Gandhara2018.html
参学者Q