9/1ウポサタ傳修会-大悲禅師伝法伍周年-

 

2013年9月1日は、禅師が帰国されて第一回の瞑想会がスタートした日だそうです。本日(2018年9月2日)はその日から数えて5周年にあたります。今日、この会に参加されている方の中にも第一回目の瞑想会から、また2013年の当初から参加されている方が何人もいらっしゃるのを知り、その精進を継続する尊さと信の強固さに感銘を受けました。また、難解なアビダンマをはじめ貴重なダンマをできるだけ分かりやすく伝えようと常に心を砕いて伝法してくださる禅師への感謝の念も絶えません。

このような記念すべき日の朝、傳修院に着くとすでに参学者の方が持ち寄ったお菓子などが仏前にお供えされています。一坐の瞑想、昼食、授戒、チャンティングと進み、本日のアビダンマ講座では、Ārammaṇapaccayoの縁法(Paccaya Dhamma)と縁所生法(Paccay’uppanna Dhamma)とについての解説がありました。

具体的には、Ārammaṇapaccayoは11のサブグループに分けることができること、そしてその縁法と縁所生法は具体的にどのようなものか、いつものように禅師から詳細で明解な説明がありました。が、しかしすべてを説明していただけたわけではありません。肝心な部分については自分で考えるようにとのことでした。これまで、アビダンマについてその様々な分野の説明を聴き、内容を理解し、必要な部分は暗記する等の段階を経て、今度はそれらを土台として考察する段階に入ったようです。

思い出しますと、アビダンマを勉強し始めた当初の半年間ほど、アビダンマを学べば学ぶほど世界の成り立ちの秘密を目の当たりにするような知的興奮を感じながら勉強したことを覚えています。その時、「なぜこのように考えるのか」「この分類はどのような考え方から出てくるのか」等、ワクワクしながら学び、意味や内容を考え、理解しようとしていました。それはまったくの初学者レベルではありますが「あー、なるほどー」と少しずつですが理解できるたびに、一種の面白さを感じていたことを思い出します。これからのアビダンマ講座で禅師から出される宿題に正しい答えを導き出せるという自信は正直なところまったくありませんが、アビダンマの内容について考えることそれ自体は、とても楽しそうです。

 

アビダンマ講座の後は、禅師が日本で伝法を開始して5周年、その記念のお話と禅師より参学者にプラサードが手渡されました。続いて参学者の皆さんが持ち寄ったお供えのお菓子などを、一人ひとりが手に持ったビニール袋に入れていきました。大きなビニール袋がお菓子でいっぱいになります。幼稚園児なら狂喜する状況ですが、そろそろ幼稚園児の孫がいてもおかしくない年齢の私でも非常に楽しいです! このような機会はまさしく神様からの贈り物(プラサード)ですね! まあ、家に持って帰ると妻と大学生の息子の二人にすぐに食べられてしまうわけですが…

 

その後のダンマに関するQ&Aでは、「親の介護時に生起する感情(主にdosa)への対処について」「仏教で許容される欲の範囲とは」「自分の内なる導き手としてのブッダについて」などの質問に対して、禅師より丁寧な回答がありました。親の介護については自分自身も遠い郷里(青森)に高齢の母がおり、苦慮するところですので身につまされました。また、内なるお釈迦様と自我との関係のお話は実に深遠であり、考えさせられる内容です。

個人的な感想を許していただければ、私は新参者ですので、この5年間の会のエピソードや思い出話などを禅師やベテランの参学者の方から伺えたら大変嬉しいと思いました。

参学者SA