8/5ウポサタ傳修会、第53回原始仏教トーク「仏教があなたのためにできること」、初転法輪祭

本日は中央区新富区民館にて、ウポサタ傳修会、原始仏教トーク、初転法輪祭が開催されました。

まずは午前10時よりアビダンマ講座。今日の講義は二十四縁起の最後のふたつ、Vigatapaccayo(離去縁)とAvigatapaccayo(不離去縁)のスタンザの解説です。このふたつの縁起のPaccaya-dhamma(縁法)とPaccayu’ppanna-dhamma(縁所生法)はそれぞれ非有縁、有縁と同じとなりますが、実際の修行の現場では、識別する視点が異なるとのことでした。
本日で24縁起の各スタンザの解説が終わり、次週からいよいよ実践の修行に則した縁起の詳細な伝法に入るとのことで、まだ暗記してないスタンザを完全に頭に入れて、みなさんに置いていかれないようにしなくてはと思いました。

昼からは授戒と六随念の読誦、続いて原始仏教トーク「仏教があなたのためにできること」がおこなわれました。
禅師は先ず、近年の「心の安らぎを得るために瞑想をする」といった風潮や、仏教徒である以上、在家であっても世間的な成功や幸せな結婚をなんとなく求めにくい暗黙の傾向性をきびしく批判され、お釈迦さま在世当時の仏教はもっと力強いものだったと宣言されました。お釈迦様は多くのお経の中で、仏教を奉ずることによって今生における福寿禄官印の隆昌、死後の欲天界への再生、そして涅槃証悟という三つの福が得られると説かれており、私達在家の修行者が、いま自分が置かれている立場で成功すること(幸せな家庭、経済的な豊かさ、社会的な地位、健康長寿など)、死後、欲天界への再生を願うことは、Dhammaによって完全に是認されていること、むしろそれらを求めることは在家仏教修行の本道そのものである、と断言されました。そのためには力強い誓願を心に抱きつつ、布施行や奉仕行などの積徳行を貪欲に為して、福徳・波羅蜜を我が身に蓄積していくのが唯一の方法である、と説かれました。禅師はいつもにも増して我々に力強く説法され、言葉を超えた確信が心にダイレクトに入ってきました。

 

傳修院の道場が開山されて以来、我々にも様々な積徳の機会が与えられています。私もより積極的に道場の活動に参加し、清らかな心と強い誓願をもって貪欲に積徳に取り組んでいきたいと思います。

続いて初転法輪祭を記念する特別法要が親修されました。清らかな雰囲気の中、禅師から一人一人に修行順調を祈念したお札と初転法輪経の授与が行われました。

 

最後に質疑応答が行なわれました。

最初に、Mettā Suttaの「Sabbe satta bhavantu sukhitattā (一切の生きとし生けるものは平安であれ)」のPāḷi語の文法について質問がありました。

続いて、善行為を行おうとする度にその行為を妨害するような事態が発生する場合、それはUpapīlaka Kamma(妨害業)という過去の不善業によるものであり、何度妨害されたとしても諦めずにやり続けることが大切であること、決して不善業の妨害を「天からの霊示」と取り違えてはならないことなど、アドバイスをいただきました。また安般念を成就するためには、入出息という所縁に対して、どのくらいのコミットメントが必要かという点について、過去の偉大な偉人達を例に取りながら、分かりやすく解説されました。

今週末からはリトリートが開催され、私も参加する予定です。修行が順調に進むよう、法友のみなさんとともにしっかり取り組みたいと思います。

参学者C