7/8傳修会&第52回原始仏教トーク「Jarā-時の流れを味方につける」

 

週半ば頃から降り続いた豪雨により、西日本の各県で多くの方々が被災されました。
犠牲となられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、一刻も早い復旧・復興を心より祈念いたします。

 

 

 

 

 

 

さて、今日も蒸し暑い1日でしたが、原始仏教トークということもあり、中央区佃区民館には、沢山の参学者の方々がいらっしゃいました。

 

 

 

 

朝10時からの「修行者のためのアビダンマ講座」では、二十四縁起中伝の第34回、Maggapaccayo(道縁)の講義が行われました。

 

ここで説かれる「Magga(道)」とは、苦集滅道、すなわち四聖諦の「道諦(=八支聖道)」でいう「道」ではなく、また、道智/果智でいう「道」でもありません。
Maggapaccayo(道縁)のMagga(道)とは、具体的にはNāmarūpa-sota(名色の連続体)をSugati(善趣)に導いていく道、及びDuggati(四悪趣)に堕としめる道を指します。
私達をSugatiに導く八種のKusala Magga(善道)と、Duggatiに堕としめる四種のAkusala Magga(不善道)について、相応するMaggaṅga(道支)を中心に、禅師から詳細な解説がありました。

スタンザ自体は先週のJhānapaccayo(禅縁)と同じ構成で、とても短いのですが、その意味するところは実に深淵です。

毎回、開示されるダンマの深さに驚かされ、本当に貴重な勉強をさせていただいているのだなと実感しているところです。

 

午後からは原始仏教トークが行われました。
今月のテーマは、一切の現象に本源的に内在しており、決して逃れることのできない苦のひとつである「Jarā(老い)」についてです。
修行者は、「生」を現世の誕生から死までに区切って捉えるのではなく、輪廻転生を何度も繰り返しながら涅槃証悟に至る自らのCitta-sota(心の連続体)の大きな流れを見据えるような、大いなる視点(Grand View)を持つことによって、時の流れを味方につけ、最終的なゴールに必ず到達することができるという、希望にあふれる御法話でした。

大誓願を心に持ち続け、アスピレーションを燃やしながら、善行を淡々と行い続けていけば、あとはダンマがすべて面倒をみてくださる。
お釈迦様の本当のダンマを学び、修行させて頂いていることに、深い感謝と幸せを感じております。

 

傳修院

参学者 習志野市 H.Y