4月29日ウポサタ傳修会

朝、電車の中で、いつものように宿題の二十四縁起中伝の暗記をしつつ、傅修院に。少し暑い位の快晴のGW2日目です。

本日は10時半過ぎに傅修院に到着し、11時半までの自主瞑想には途中から参加。また今日は、屋上でのチャンカマも入れてみました。

12時から30分程の受戒とチャンティング。そして13時から「修行者のためのアビダンマ講義#222 パッターナ中伝24 後生縁」の開始です。

後生縁は、その前の前生縁に対し、時間軸的には逆の「結果が先、原因が後」となる、通常の因果関係のイメージからすると不思議な縁起ですが、いつものように禅師は多面的に、そして概要レベルから個別のダンマでの具体例まで縦横無尽に、この縁起の解説を進められます。私もまだ、要復習の理解レベルですが、禅師の解説で特に印象的だったのは、「縁起関係は因果関係とは異なるもので、因果関係をイメージすると理解を誤る」という点と、Citta/Cetasika/Rūpaという通常のダンマのコンポーネントに加え、これらを結びつけている「玄妙な縁起関係」も併せて理解した上で、仏教の本質である無常・苦・無我を掴んで行くことが大事である、という2点でした。

縁起とは、通常の欧米科学でのシンプルな「因果関係」=Causal Relationではなく、Dependent Co-arisingである、2つの事象間の一方向で無条件の因果関係ではなく、相互的で条件に依存する関係であり、また、ひとつの現象に同時に複数の縁起が絡み得る複雑な関係性である、とのことです。また、これまで何度も語られたように、こうした概念の理解には、深い随念が必要である、とのことでした。

その複雑な内容は、理解するのが辛そうな一方、スタンザ自体は短く暗記が楽そうで、こちらは少し気が楽です。

その後、質疑応答の時間に。
Issā(嫉)などの日常の不善法(Akusala Dhamma)への対応策としての、Mettā(慈)等のカウンターダンマの活用や、禅師が現在、水曜瞑想会等で解説を進められている「無礙解道」の修行実践上の重要性、傅修院での作務等の所作に関する指導などのお話がありました。

今回は、昨日から始まったGW長期リトリートの期間中のウポサタ傅修会で、リトリートとして真摯に修行中の法友達も多数おられる中での開催でした。私自身は、今回は宿泊してのリトリート参加は残念ながら叶いませんでしたが、なんとかこの先のリトリート期間中、日中のみでも、部分的な瞑想修行での参加を試みたいと思いました。リトリート参加中の皆さん、頑張ってください!

参学者TA