4月15日ウポサタ傳修会

本日は昨日の天気予報通り、朝から強い風雨になり、自宅を出て直ぐに台風のような突風に傘を壊され出端を挫かれましたが、
宮沢賢治の「雨にも負けず、風にも負けず」の言葉を思い出し傳修院に向かいます。

他の参学者の方々もいつものように参学され、安心感と共に程よい緊張感で瞑想修行とアビダンマ講義に臨みます。
二十四縁起(中伝)も中盤に差し掛かり、第十番目の縁起、Purejātapaccayo(前生縁)の第1回目の解説に入ります。

禅師の冒頭のお話のとおり、前生縁はこれまで学んできた縁起の様々な要素を含む縁起でもあり、多面的考察で現象の分析を行うアビダンマの、緻密な奥深さや正確さを再認識させられる内容でした。

前生縁とは、ある現象が先に生起し、それが原因あるいは必須条件となって、その後の現象を生起させるような縁起関係をいいます。例えば五門心路過程においては、所縁と五識、Pasādaと五識との関係、またHadayavatthuと意門に生起するCittaとの関係が前生縁にあたるとのことで、眼門心路過程を例に取り、禅師が懇切丁寧な解説をして下さいました。

少しの休憩を挟んで、次は修行報告に基づく瞑想指導と質疑応答です。今回はしばらくぶりに参加いたしましたが、たいへん為になるお話を伺いました。

すべての比丘が確実に食事のお布施を得られるように、お釈迦様が如何に苦労されていたか、また、食事の際にアクサラダンマ(貪り)を生起させないように、どのように弟子達を指導されていたかとの内容で、自分自身の日々の修行にも取り入れたいと思いました。現実に即したお釈迦様の適切な対応には本当に感心させられます。

また、ダンマパダの一節に関する質問に対してのお答えの中で、そのお経がどのようなシチュエーションで説かれたかを明らかにした上で読むことが特に重要であるなど、 お釈迦様の説かれたお経の真意を汲み取り理解する際に、留意する点や心構えについてのお話がありました。

本日もまた、アビダンマの知識の必要性を痛感する日曜瞑想会となりました。

参学者HY